カルコパイライト 太陽光発電
カルコパイライト
日経クロステックが報じる、カルコパイライト太陽電池は、段ボール並みの軽さと薄さを誇り、ペロブスカイト太陽電池の競合として注目されています。この太陽電池は、かつてCIS系・CIGS系と呼ばれていた技術を基盤としており、日本のベンチャー企業PXPが2026年の本格量産を目指しています。
PXPの主要メンバーは、昭和シェルソーラーやソーラーフロンティアの経験豊富な技術者・経営陣であり、40年近い技術蓄積があります。同社は、裏面電極を兼ねた金属箔を基板とするセルを開発し、厚さ0.6~0.7mm、曲げ半径数cmという高いフレキシビリティを実現しました。
現在、農業用ハウスの屋根やトレーラーハウスへの設置など、実証実験を重ねており、2026年度には年産25MWの量産を計画しています。農作物に必要な日射量を考慮した農業用ハウスへの展開や、耐熱性向上による車載用途も視野に入れています。これらの取り組みは、NEDOの支援事業にも採択されており、今後の展開が期待されます。
(出典:https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/03186/052300005/)


